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子育て

「がんばらない子育て」を読んで育児に対する気持ちが楽になったので書評を書く

ショコハジロです。

育児は体力、精神力共に削られる大仕事。

だから私はベビーフードをフル活用したり夜のねかしつけをやめたりとできるだけ手抜きをして追い詰められないようにしよう、と頑張らないことを頑張っていたつもりでした。

しかしある時、第二子妊娠の為つわりが酷く育児との両立が辛くなり、息子に辛く当たってしまい自分自身も限界の為泣いてしまいました。

手抜きがまだ足りない・・・?これ以上あとどんな手抜きをしたら良いって言うの!!

自分の頭ではこれ以上思い付かず、人の知恵を借りようと二冊の育児書を購入しました。その1冊が山本ユキコさんの「がんばらない子育て」でした。

めちゃくちゃ良本でした。これだけ手抜きをしているというのに私のこの辛さの原因は何なのか、なんとなく自分自身で理解できたような気がして気が楽になりました。

この記事では山本ユキコさん【著】の「がんばらない子育て」の感想を述べていきます。この感想を読んで本が気になった方にはきっとためになる本だと思いますので、是非読んでみてください。

 

自分で育児はがんばっていない方だと思っていたが

自分自身、育児は頑張っていないほうだと思っていた。この本に出てくる主人公のように「幼いうちから英才教育をしたい!」「食事も良いものを必ず手作りで!」なーーーんて考えは全くなく、「子供が自然に興味を持ったものを伸ばせばいいや」「めんどうくさいから食事はベビーフードで」といった感じだ。

しかし読み進めると、「私ってこんなんでも育児頑張っていたかも」と思ってしまった。このダメさ加減でも思ってしまったのだから、世のお母様方は頑張りすぎに違いない。

私にはもっと子供と離れる時間が必要、それから精神的にもっとゆとりを持って良いんだと思える内容でした。

 

イライラ感情を我慢ではなくヒントに

子育てしているとイライラしたりキレそうになったり。人によっては子供だけでなく旦那さんや実母などにもイライラしたり。

私の中で育児で一番辛かったのはおそらくこの「イライラ感情」だ。子供がグズればイライラ、ご飯を吐き出せばイライラ、危ない場所にのぼり始めたらイライラ。一日に何回イライラしているだろうか!!

今まではこれを抑え込むことを徹底していた。最近は余裕がなく抑えきれず声を上げてしまうこともしばしばだった。

だがこれは別に悪いことではなかった。自分自身を守るための合図・ヒントだったという事に気づかされました。

自分の感情を抑えこむのではなく素直に受け入れて、自分を甘やかすべきというサイン。

この本によると自分に笑顔がない時はがんばりすぎ。そして具体的にどうすればイライラしない自分を保てるかが書いてあったので、ちょっとずつ実行していこうと思います。

 

「母親にない物は与えられない」

本の中で、めちゃくちゃグッときた項目がありました。

ざっくり言うと「母親にない物は与えられない」という内容。

妊娠中に母親が食べた栄養を赤ちゃんにあげるのと同じで、産まれてからも母親がまずはしっかり睡眠を取って栄養を補給してそれから母親自身が愛情に満たされていないと子供にも同じようにはできないよ、という内容でした。

私が育児をする上で思っていた「母親が幸せじゃないと子供も幸せじゃない」ということに通ずるところがありますね。

ひと昔前の日本は「母親は自分を犠牲に子育てを」というのが美徳な風潮がありましたけど、それではやはりいけないんですね。この風潮のせいで母親だけが幸せになることに罪悪感を感じる方が中にはいるので、そんな思いを抱えている方々に堂々と罪悪感を感じる必要はない、むしろどんどん母親が幸せの補給を!と言ってあげたいと思える内容でした。

 

愛情さえも適度で良い

個人的にちょっと驚いた、意外だった内容も少しご紹介したいです。

子供には愛情が沢山必要、とよく言われますし、自分自身も子供に愛情はかけてあげればかけてあげるだけ良いのかと思っていました。なかなかそれができていない気がするもどかしさすら感じていましたね。

しかしそうではなく、子供に対する愛情も適度がベストだと言うのです。一日数回の愛、それで十分。与えすぎも良くないんですね。

詳しく知りたい方は是非本を読んでみてほしいです。自分自身の固定観念が解かれ、苦しいものがスーッと抜けていく気分になりました。

 

第一子の子育てはストレス値が高い

私は以前勤めていた会社で適応障害にかかりました。会社に行こうと思うと自然と涙が出てきて止まらない、全力で体が拒否する。あの時は本当に辛かったです。

第一子の子育ては、この適応障害に相当するストレスなのだそう。

そりゃ辛くて当たり前ですね。

私は適応障害にかかり無理のしすぎは自分を壊すという事を理解していましたので、なんとかかんとか自分への負担を避けようと育児を楽していましたが、それでも当時適応障害にかかった時の初期症状くらいの感覚に陥ってしまう時があります。今回ボロボロと突然泣き始めてしまったのもその1つでした。

だからこそ、お母さんには息抜きが大切。どのぐらい、どんな息抜きをしたらいいか、本には参考となる頻度や例も載っています。思ったよりも息抜きすべき回数が多いことにびっくりすると思いますよ。

 

他にも夫婦関係や育児中の働き方など、肩の荷が下りる情報がいっぱい

この他にも夫婦関係の事、育児中の働き方、それから母親が幸せに生きるためのヒントなど肩の荷がおりて気が楽になる情報がたくさんでした。

もうほんとに語りたいポイントが盛沢山な本だったのですが、あまりネタバレしてしまいますと著者の方の妨害になってしまうのでこの程度で(笑)

子育てが辛い、大変、余裕がない・・・それから子育てをしていて自分自身が幸せじゃない、ストレスが溜まっているという方に是非読んでほしい本です。

頑張っているお母さんはもちろん、私みたいなあんまり育児に力を入れていないつもりだったんだけど・・・というようなお母さんでもさらに子育て、生活が楽になるような内容です。

この本の著者、山本ユキコさんは心理学博士で、物理的に育児が楽になるというよりは育児に対する気持ちがとても楽になる感じですね。人によっては気持ちが楽になる事で物理的にも楽になる方も多いかもしれません。

自分で気づかないうちに自分、気持ちががんばりすぎていたなぁと気づかされました。

今後はもっと気持ちにゆとりを持って、もっと自分自身を甘やかして育児をしていこうと思います。12年ぶりに本を読んで本当に良かった・・・。

 

書評は以上!ショコハジロでした。