ショコハジロです。
アルセウスでノボリさんに沼って数カ月。推しのぬいが出なくて泣いておりました。
しかし待てど暮らせどヒスノボぬいが出る気配がないので、
もう公式には期待しねぇ!!自分で作ってやる!!!(💢’ω’)
という事で、こちらの記事は私みたく公式から推しぬいが出なくて嘆いている方や、オリキャラのうちの子ぬいがほしい!という方の為に、私が作ったぬいの型紙を整え、作り方をまとめたものです。
さらに、「お裁縫の知識なんてねぇよ~でもぬいは欲しい!!」という超初心者の方の為にうざったいくらい丁寧に説明していきます!!
💡この記事の内容は動画にもなっております!
韓国ぬい風の型紙をBOOTHにて販売しております。宜しければ是非ー!!
製作の前に、この型紙の特長について
この型紙は一般的なぬいよりも個性の強い型となっております。
一般的なぬいよりも手が前に出ており、カバンの横などに入れた際にひょっこりと顔を出すような印象を作りたくて作った型紙です。
また、おしりが突き出ている可愛らしいフォルムを目指したく、体の作りも独特になっております。
そのため、この型紙のぬいの服を作る際、他の方が作り方を公開している服には合わない事があります。(※このぬいに合う服の作り方も後日記事にして基礎の部分は公開予定です。)
「そんな型でも大丈夫!お洋服も挑戦してみるよ!」という方は、是非作ってみて下さい!!
(いや…せっかく型紙も整えて記事もがんばって書いたので誰か作ってお願い…)
約10cm人型ぬいぐるみ型紙【無料】
↑こちらは基礎(素体)の型紙となります。自分の端末に保存してから、A4サイズ等倍で印刷してくださいね!
↑こちらはお顔や髪のカスタム用型紙となります。こちらもA4サイズ等倍で。上の基礎型紙をトレースして作っても良いのですが、あれば便利かと思い作ってみました!
☆再配布禁止・画像の直リンク禁止です。守ってネ☆
必要なもの・道具
☆絶対必要なもの
- 布(種類については後ほど説明します!)
- 中につめる綿
- チャコペン(消えるものだと便利です)
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- 針・縫う布の色に合った糸
- お顔刺繍の場合刺繍糸・刺繍枠
- キャラクターへの愛(初心者さんは特に一番大事)
☆無くてもいいけどあると便利な物
- 糸通し(手縫いの方は特にあると超便利!)
- 水に溶ける刺繍シート(刺繍の場合。100均にもあります)
- ピンセット(綿をつめたり生地をひっくり返したりするのに便利!)
- ミシン(使うと縫い目が綺麗ですが、人によっては手縫いの方が綺麗にいくという方も。)
- 布に使えるボンド(目や髪を縫うのではなく貼りたい方向け。定番の木工用でも。)
使う布について
絶対必要なものの1つ、布についてです。布1つでぬいの印象も変わってきます。
基本的に、端処理をしなくてもOKな布、いわゆる切りっぱなしでもほつれてこないタイプの布を使います。
ぬい製作に代表的な布は以下の3つです。
ナイレックス
よくプライズなどのぬいに見られる生地です。毛がないので、すっきりとした印象になります。薄いので縫いやすく、小さめぬいを作る際に向いています。
トイクロス
ナイレックスに似た生地ですが、ナイレックスよりも気持ち厚みがあります。
濃い色の生地に薄い色の生地を重ねたい場合などで、ナイレックスだと透けてしまうという場合、トイクロスが便利です。
ちなみにマジックテープがくっつきます。
ソフトボア
上の2つとはちがい、毛のあるもこもことした質感の生地です。
中でもクリスタルボアという毛足が1~2mm程度のものが小さめぬいには適しています。
高級感のあるぬいに仕上がるので、オススメNo.1の生地です。
作り方
型紙の印刷と道具を揃えたら、早速作っていきましょう!
お顔をつくります
まずはキャラクターの命とも言えるお顔を作っていきましょう!
型紙にある基礎の顔を元に作っていってももちろんかまいませんが、作りたい理想のキャラクターがある場合、表情・お目目などカスタムしたい場合がほとんどかと思います。
二枚目の型紙の「お顔カスタム用」の所に、うっすらある基礎の顔の位置を目安に好きなように描いていきましょう。
また、位置や大きさもお好みなので、好きなように変えてみてくださいね。
理想の顔が描けたならば、お顔を顔用の布に作っていきます。
お顔の作り方はいろいろありますが、おすすめは断然刺繍です!
100均などで売っている、水に溶ける刺繍シート等を使うととっても便利です。
(ぬいのお顔の刺繍の仕方はいろんな方が動画にしててくれたりしているので、検索してみてください~!)
しかし、中には刺繍が得意でない方もいらっしゃるかと思います。
使う布によってはアイロンプリントやフェルトなどを切って貼るなどのアレンジでもOKかと思います!
お顔刺繍用テンプレート作りましたので、宜しければお使い下さい!
💡初心者さん向けお顔の刺繍のやり方について、10分程度の動画にしてみました。
髪パーツを作ります
二枚目の型紙の「前髪カスタム用」「後ろ髪カスタム用」にならい、髪のパーツを作っていきましょう。
基本的に、型紙にそって書き込んでいきます。切り込みの部分が髪にかかる場合、髪にも切り込みが入ります。これがある事で立体的になるんですね~!
但し、後ろ髪の一番下のダーツにつきましては、作りたいうしろ髪により抜いても良いかと思います。
型紙にお耳の位置の目安もつけておきましたので、縫い込む位置・縫い込まない位置を考えながら描いてみましょう。
また、こちらは作るキャラクターや使う布によりバランス等かなり変わりやすいので、試作がめんどいという方でも本番の前にいらない布などで試作しておく事をオススメします。
コツとしては、
- 前髪は書き込んだものよりも丸みで短くなりやすいので、気持ち長めに書く(布による)
- うしろ髪は、左右対称ならば片方のみ書いてもう片方は裏返して布にうつす事でバランスもつなぎ目も綺麗になりやすいです。
といった所でしょうか。
理想のぬいを作る為にも、顔だけでも是非試作してくださいー!
布に型紙をうつします
髪の型紙ができましたら、布の裏側に型をうつしていきます。
型紙黒色の線に沿って切り抜き、マーキングしましょう。
この型紙の縫い代は等倍で約2mmとなっています。フチとダーツ(お顔等にあるVの部分です)のみうつしてしまえば、あとフチから2mmの所を縫うと覚えておけばOKです。
不安な方はもちろん縫い代を書き込んでも良いかと思います!
ダーツは特に、V字の切り込みの先から縫う場所の先までけっこう距離がありますので、しっかり印をつけておくのがオススメです。
「頭うしろ」パーツの2つと自分で作った髪のパーツは、髪の色の布にうつします。その他は基本的には肌色で作っていきます。
パーツを切っていきます
全パーツうつしましたら、パーツを切っていきます。
フチをとった線の内側を丁寧に切っていきましょう。
またこの時、型紙のピンクの線の切り込みも入れておくようにしましょう。
お耳のパーツは小さいので、ずれたりしやすいです。そこでちょっとしたポイントです。
型をうつしたものよりも大きめに布を切っておきましょう。
後にも説明しますが、表を内側にして2つ折りにし、重ねたまま2mm内側を縫います。そしてから縫い代の外側を切り、切り込みのポイントがある所を切ってひっくり返すと、綺麗にできやすいです!
ちなみにこの切り込みがある事で布がひきつったりせず、綺麗なお耳の形にする事ができます。
ダーツを縫っていきます
パーツが切れたら、まずはダーツのあるパーツはダーツを縫っていきます。
このVみたいな切り込みを縫う事で、立体感のあるぬいに仕上がります!
ダーツがある所をつまみ、つけた印に合わせて縫っていきます。
縫う布の色に合わせた糸を使うと、綺麗な仕上がりになりますよ。
ダーツのあるパーツは以下の通りです。
- 顔正面
- 頭うしろ×2
- 胴体うしろ側
- 前髪を作った場合、前髪パーツ
- 後ろ髪を作った場合、うしろ髪パーツ
お顔を組み立てていきます
ダーツを全て縫い終えましたら、お顔を組み立てていきます。
正面とあごの組み立て
まずは「顔正面」「あご下」パーツからつなげていきましょう。
あご下パーツの顔側の切り込みを入れた場所と、顔正面パーツの中心下のダーツを縫った部分を表側を内側にして重ね合わせ、そこを縫い始めとして縫っていきます。
端から縫うのよりもひと手間かかりますが、そこを中心としてまずは右、まずは左と縫っていく事で、初心者さんでもズレを少なくして縫うことができます!
前髪パーツの仮止め
自分で作った前髪のパーツがある方は、前髪のパーツを「顔正面」パーツにかさねて仮止めしていきます。
顔正面のおでこの上の切り込みをあわせ、色の目立つ糸で仮止めしていきます。
※画像には端1mmと書いておりますが、布によりかなり厳しいので2mmのところを避ければ端から4mm、5mmなど内側になっても問題ありません
お耳の組み立て
「お耳」のパーツを作って、組み立てます。
パーツを切るの項目でもちょっと触れましたが、大きめに切った布の表を内側にして2つ折りにし、重ねたまま2mm内側を縫います。そしてから縫い代の外側を切り、切り込みのポイントがある所を切り、ひっくり返します。
この時、先のまるい細い棒(箸やピンセットでも可)で内側から形を整えるときれいに仕上がります。
お耳パーツを整えましたら、顔正面のパーツに仮止めしていきます。
顔正面のほっぺの横のダーツとお耳パーツの下をあわせ、こちらも端から1mmの所を縫っていきます。
ミシンがある方も、ここは細かい部分なので手縫い推奨です。
頭うしろ2枚の組み立て
「頭うしろ」パーツの2枚を組み合わせていきます。
表を内側にして、後頭部のダーツを合わせます。そこを中心とし、頭てっぺん方面とくび付け根方面へと縫っていきます。
後ろ髪パーツの組み立て・仮止め
後ろ髪パーツを組み立てていきます。
理想の後ろ髪パーツができたら、頭うしろパーツを参考に縫い、頭うしろパーツと重ねて縫っていきます。
※画像には端1mmと書いておりますが、こちらも前髪同様2mmのところを避ければ端から4mm、5mmなど内側になっても問題ありません
顔正面と頭うしろの組み立て
組み合わせていった事により、この時点でお顔のパーツは2つになってるかと思います。
「顔正面」をメインとするパーツと、「頭うしろ」をメインとするパーツを縫い合わせていきます。
顔正面のおでこの上にある切り込みと、頭うしろの頭てっぺん同士を縫い合わせた境目を表を内側にして、縫い合わせていきます。
ここでも、このてっぺんを縫い始めにして、右へ、左へと縫っていく事でバランスをとっていきます。
左右とも、縫い終わりはくび付け根となります。
この時、全てふさぎません。
あご下パーツの凹部分と頭うしろの凹部分に当たる部分は縫わずにのこしておきます。
左右とも縫い終わりましたら、この小さな穴からひっくり返します。
すると、お顔ができているはずですよ~!
体を組み立てていきます
体を組み立てていきますが、体は細かい為、手縫い推奨の箇所が多いです!
手パーツの組み立て
左右のおててを組み立てていきます。
「手外側」「手内側」パーツそれぞれ1つずつで片方の手が出来上がります。
まずは「手外側」パーツを表を内側にして左右対称になるように半分に折ります。
手先側のカーブ部分を縫います。
カーブ部分だけを縫ったら、カーブ部分の縫い終わり部分と「手内側」パーツの切り込み部分を表を内側にして重ね、右へ左へと端を合わせて縫っていきます。
この時、中途半端におわり、穴ができている状態が正解です。
この穴からお箸やピンセットなどを使い裏返すと、立体的なお手手パーツが出来上がっているかと思います!
もう片方も同じように作ります。
足パーツの組み立て
左右の足を組み立てていきます。
「足」のパーツが4つあるかと思います。全て同じ形のパーツですが、このパーツ2つで1つの足が完成するようになっています。
1つの足パーツを、表を内側にして左右対称になるように折ります。
足先のカーブ部分を、手の時とおなじようにカーブ部分のみ縫います。
4つとも全て同じように縫います。
そのうちの2つを、表を内側にして、足先の縫い目を合わせ、右へ左へと縫っていきます。
もう1組も同じように縫います。
お箸やピンセットで裏返すと、かわいい足が2つ出来上がるかと思います!
胴体パーツの組み立て
手足パーツはひとまず置いておき、胴体を組み立てていきます。
「胴体うしろ側」「胴体まえ側」パーツの股下から縫い合わせていきます。
表を内側にして合わせ、股下の1cmにも満たない部分を縫います。
次に、両端を縫い合わせます。手の部分と足の部分がはいる凹部分は、縫わないようにあけておきましょう。
胴体と手足の組み立て
この時点で胴体が1つ、手が2つ、足が2つというパーツ構成になっているかとおもいます。手足の取り付けは手縫いの半返し縫いでしっかりとくっつけていきます。
このうち、手と足は表が表になるようにひっくり返しているかと思います。胴体のみ、表が内側で裏が見えるようになっているかと思います。
先に足を胴体にくっつけていきます。
胴体パーツの股下横の穴に、表が表側になっている足パーツを差し込みます。
股下の縫い目と足の横の縫い目同士を合わせ、一周半返し縫いをします。
バランスに自信のない方は、目立つ色の色でしつけ縫いをしてからでも良いかと思います。
もう片方も同じように取り付けます。・・・言葉より写真!!!(説明が下手すぎてスマン)
足の次に、手を取り付けていきます。
手の場合は、どちらも表にした状態で胴体まえ側の首元はしっこと、手内側のはしっこをあわせてそこからわきの下方面に縫っていきます。
縫う時は、ちょっとややこしいですが表同士が内側になるようにします。胴体側もおてて側も縫い目が裏側にくるイメージです。
半返し縫いでしっかり縫っていき、胴体うしろ側の首元まで縫いましたら、OKです。もう片方も同じようにぬいましょう!
そうすると、首元にぽっかり穴が開いた状態になっているかと思います。
整えると、成功していれば体っぽくなっているかと思います!!
(自分で書いててめちゃくちゃだ!画像で!!!!)
綿を詰めます
顔と体、それぞれに綿を詰めていきます。
しっかりふっくらするけれどもパンパンになりすぎない程度にお好みで。
足や手の細い部分には、お箸やピンセットなどを使って綿を押し込んでいきます。
顔と体をくっつけていきます
ラスト工程です、顔と体をくっつけていきます!!
コの字とじという手法を使います。
顔と体がずれないようにまち針で固定し、お顔の真ん前から縫い始めていくとバランスがとりやすいかなぁと思います。
コの字とじのやり方は、動画を作ってくれている方がいるので「コの字とじ やり方」で検索して見てみてください。
ちなみに写真みたいなイメージです。
これをぎゅーっとひっぱるとしぼらさり、くっつきます。
1周で縫おうとするとバランスがとりずらいかもしれないので、一週目はざっくりと、二周目でしっかりと縫う、みたいな縫い方でも良いかと思います◎
最後玉止めをした部分は、ピンセットなどで縫い目に押し込んで隠しちゃいましょう。
満足いくバランスになったら素体、完成ですー!!お疲れ様でした!!!!!!!!!!!!
完成イメージ
こちらは正面から見た素体。
左がフェルト製(カスタムなしの真の素体)、右がクリスタルボア製です。
後ろ側。おしりが突き出てるのが特長です。
横から。
ななめ・・・
下から。
約10cmの仕上がりです。
私の推しはハゲているからですが、ここに髪がのっかると布により気持ち少し高さが出るかもしれません。特にフェルトは。
ここにお洋服を追加したり、装飾をしたりするとこんな雰囲気になります。
お洋服について
素体が完成したら、お洋服を作りたいですねー!
現時点で基本のものしか公開できておりませんが、ゆっくり増やす予定です。
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この型紙を使う際のお約束
この型紙を使うにあたり、お約束があります!守ってネ!
商用はごめんなさい!
商用はごめんなさい!推しぬいが公式から出なくて泣いている方・自分のオリキャラのぬいが欲しい方などの為にがんばってこの記事も書いてるので、ごめんなさい!!
自作発言・再配布はダメ!
「この型紙ぼくがつくったの!あげる!」はダメ、ゼッタイ!!
改造は自分で使う分にはOK!
「もっと足を長くしたいな~」「お耳を超尖らせたい!!」など、キャラクターに近づけたい、理想があるなどあるかと思いますので、個人で使う分には改造OKです。
但し、改造した型紙の再配布はダメだよ!!
SNSでの公開はOK!!
作ったぬいは是非SNSで自慢してください!!!!!!!!!みんなに可愛がってもらってください!!!!!!!
このぬい型用の服の型紙を作った際の配布は是非!
そこはむしろ宜しくお願い致しますm(__)m
誰か作ってくれ・・・頼む・・・
但し配布につきましては版権物(既存キャラクターの衣装など)は避けてくださいね!まじで、つかまるよ!!!!!
あとがき
冒頭で私は「もう公式には期待しねぇ」と言いましたがあれはウソだ
やっぱり公式からの供給もほすぃ・・・推しぬいは何体居てもいい。公式さんお願いしますお願いします!!!!!
それからこのぬいを製作している途中、旦那に「おち〇ち〇つけないの???」と12回くらい聞かれましたが、全て拒否しておきました。いや、つけてもいいけど純粋にズボンが履けなくなる。かといって小さすぎるものをつけるのもどうかと・・・(何の話)
ちなみに私のこの型紙で挫折した方へ…(分かりづらくてごめんネ)
プロのお方がこのような本も出しております。
型紙はこれだけでないので、私の型紙で挫折しても是非推しぬいへの情熱は捨てないでおくれ!!!!!!!!!!
推しぬいの存在は争いを無くし、いずれ世界平和が訪れると言うからな・・・
誰が言ったって?おれだよ!!!!
ショコハジロでした。