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子育て

授乳すると死にたくなる・不快感や不安を感じる。これって私だけ?【D-MER】

ショコハジロです。

約一年前に出産した時、母乳の出がすごく良く、助産師さんからも実母や祖母からも「良いおっぱいでよかったね」とよく誉められていました。

出産後6ヶ月ほどはとても出が良く、息子はドピューっと母乳を吐き戻すほど飲んでいて、おっぱいが足りなくて困るという悩みとは無縁でした。

そんな私ですが、実は授乳がとても苦痛でした。

母乳をあげていると死にたくなるのです。

信じられますでしょうか。正直自分ではめちゃくちゃ戸惑いました。

今日はその時のお話、それからこの感覚はなんだったのか、まさかの授乳を終えている今になって発覚したので、お話したいと思います。

 

授乳すると死にたくなる。

授乳すると死にたくなる。この症状は病院から退院してきてから自覚し始めました。

赤ちゃんがおっぱいを吸い始めると途端に体から力が抜けてきて、急に死にたい感情に襲われます。ギューッと一瞬死にたくてどうしようもなく、不安で不快な感情がやってきて、そこからフワーッと普通の感覚に戻ってゆく。

あれ、今の何だったの!?まさに、悪魔か何かが一瞬取りついたかのような感覚。

これが最初は頻回授乳ですから、かなり辛いものがありました。育児書なんかを読むと、母乳をあげると幸せなホルモンが出て、赤ちゃんもお母さんも幸せな気分になる。などと書いてありますが、読むたび納得できずにいました。

幸いだったのが、これがホルモンバランスのせいだと自分自身で自覚していた事。

妊娠前、PMDD(生理前に起こる精神不安定)が酷かった私は死にたくなる時は大体ホルモンバランスのせいと言い聞かせるようにしていたので、それがまさかのこの場面で功を成しましたね。これが知らなかったのなら、おっぱいあげてて死にたいだなんて母親失格、育児する資格ない、くらいに追い込まれて産後うつになっていたかもしれません。

だがこれは一体一般的なのか?検索の仕方が悪いのか、なかなかヒットせず、きっとPMDDも千差万別あるように私だけの症状なんだ、と思い込んでいました。

 

死にたくなるのは授乳をやめるまで続いた

息子の夜の授乳は割りと早い段階でなくなり、そのせいかだんだんと母乳が出なくなり、一歳前には完全におっぱいをやめミルクに切り替えました。母乳の出が悪くなってくるにつれて死にたくなる感情は弱めにはなってきましたが、完全に消える事はなく結局完全に授乳をやめるまで続きました。

母乳をやめると、精神が軽くなるのと共にあからさまに体が楽になりました。授乳って、かなり体力も使っているんですね。

 

この死にたくなる感じ、D-MERという名称があるらしい

そして今二人目を妊娠し、再びあの事が気になりだし始めました。

この子を産んだら、また授乳する時に死にたくなるのだろうか。

気になって今一度調べてみると、今回は検索の仕方が良かったのか?同じ症状を抱えている方のブログを読むことができました。そこで初めて、この死にたくなる感覚に名前がある事を知ったのです。

D-MER(ディーマー、不快性射乳反射)。

どうやら、母乳を出すためにプラクチンというホルモンが分泌されるのだが、これがドーパミンという幸せホルモンを下げてしまうのだそう。

何やら横文字だらけで難しいですが、要するにこのD-MERというのはホルモンの反射であって病気や異常ではないそう。よかった!

かといって、つらいものはつらい。辛いときは無理せず、母乳をやめてミルクにシフトするのも手だそう。しかし、息子の時はとにかくおっぱいが張って張って辛く、吸い出して欲しかった。授乳が辛いのと早く授乳したいのと、葛藤したりもしましたね。

 

D-MERは何故知られていない?

しかしこのD-MER、情報の少ない事。2007年に初めて発見された症状だそうですが、以前からも授乳時に不快感を覚える人はいたという事で、やはり事が事なので言い出しづらく認知されるのが遅かったのか、それともあまりにごく少数だから世間に広まらなかったのか・・・。

どっちにしろ、少しですが認知されて名称もついたのであれば、これは一文でもいいので育児書にものせるべきだと思いますし、病院や市の助産師さんは少しでも良いので初めての育児を迎える女性には話しておくべきかと。授乳していて幸せを感じないなんて私っておかしいのかな、母親の資格ないのかな、と悩むお母さん方を減らすためにもどこかで少しこういうこともあると出産前に覚えていてもらって、そういえば稀にそんな事もあるって助産師さんが言ってた、くらいにでも思い出してもらえると気持ちは全然違うと思うんですよね。症状が症状ですので、中には言いづらいお母さんも多いと思うので公共の機関がそれを教えておくってすごく大事な事だと思います。

 

D-MERの方は言い出せないだけでもしかして意外といるのかも

実は断乳後、友達と飲みに行く機会があった時にお酒の勢いで「授乳ってほんと大変だよねー、授乳すると何故か死にたくなる感覚に陥るんだよね」なんて漏らしたら、なんとまさかのその友達も「わかるかも・・・」と答えました。友達は私より一年早く双子を産み育てていたのですが、当時授乳が辛すぎて3ヵ月でやめたと言っていて、双子だからそりゃ大変だよなと思っていましたが、もしかしたら私と同じD-MERだったのかもしれません。D-MERの症状がある方は、言い出せないだけで意外といるのかも知れません。

 

D-MERは二人目でもなるのか、また遺伝するのか

今年の夏に二人目を出産予定なのですが、D-MERは二人目の授乳でもなってしまうのか、少し調べてみました。

すると、二人目は大丈夫だった!という人も、4人育児したけど全てD-MERだったという人も居て、産んで授乳してみないと分からない、というのが実際の所なよう。

正直少し怖いですね。いっそ母乳が出ず、諦めて完ミ育児ができる状態であれば楽なのに、とすら思ってしまいます。

そしてこのD-MERは遺伝するのか?気になって、子供4人を育てた私の母に聞いてみると、授乳中は幸せな気分で、不快とかそんなんはなかったよと言われました。

 

まとめ

とっても不快なD-MER。でも、自分自身の性格や性質のせいではなく、全てホルモンの変化が原因と分かれば少し気が楽ですね。

もし、D-MERかもしれないという方がこの記事を読んでいたら、辛いときには無理せずミルクにしてみたり、D-MERに陥る瞬間スマホやテレビで気をごまかしてみたり、あとは話せる人に話すことで気分が楽になりますよ。旦那や実母、助産師さんでも良いでしょう。

育児は本当に大変です。無理せず、いい感じに手抜きをしてのんびり子育てしていけるといいですね。

 

ショコハジロでした。