ショコハジロです。
この記事では、頭まわりの大きさが約15cmのぬい用の制帽の作り方をご紹介致します。
このブログで公開している約10cmぬいに合うように作ったサイズではございますが、頭まわりが15cm前後のものでしたら他のぬいぐるみにも合うかと思います!是非作ってみて下さいね。
頭まわり約15cmぬいぐるみ用制帽型紙【無料】
自分の端末に保存し、A4サイズ等倍で印刷して下さいね。
私のぬいは頭回り15cmじゃないよ~(泣)という方は、自分で拡大縮小して使っていただいても大丈夫です!
☆再配布・画像の直リンク禁止です。守ってネ☆
必要な物・道具
- 布
- チャコペン
- 裁ちばさみ
- 糸切ばさみ
- 針・使う布の色にあった糸
- 接着芯
- アイロン
- はさみで切ることのできるプラスチックの板
- ほつれ止め
どんな布を使ったらいいの?
接着芯を使いますので、接着芯をつける温度まで耐性のあるアイロン可能な布を選んでみて下さい。
あとは自分の作りたい制帽の質感と相談して決めてみてください。
あまり分厚い布だとつばのカーブなど綺麗にいきづらい場合がありますので、初心者さんは薄手のものからがおすすめです。
布の知識が乏しいワタクシですが強いて選ぶなら、作りやすさならばカットクロスのようなもの、あとはちょっと厚手にはなってきますが、コスプレ等でよく使われるポリエステルツイルだとしっかり感のあるものに仕上がります。
作り方
型紙・必要な物が揃いましたら作っていきましょう!
布に接着芯をつけます
布に接着芯を貼って行きます。
接着芯はアイロンでつけると縮む傾向にありますので、必要な量より気持ち大きめな布に気持ち大きめに貼り付けましょう。
接着芯の説明書をよく読んで、しっかりと圧力をかけて貼り付けます。
型をうつします
接着芯の上に、チャコペン等で型をうつしてきます。
型紙は黒い線で切り、ピンクの線の合印もしっかり写しておきます。
この型紙の縫い代は約4mmです。外枠さえうつしてしまえば、あとはそこから4mmのところが出来上がり線と覚えておけばOKですが、不安な方はもちろん縫い代もうつしておくと確実です。
つばのパーツは四角い外枠をうつした後、つばの型紙を切り、同じような位置にチャコペンで写しておきます。
生地を切ります
チャコペンでうつした線の内側を丁寧に切っていきます。
つばのパーツは外枠の四角を切っておきましょう。
つばを作ります
先につばのパーツを作っていきます。
布の表を内側にして長方形の布を折ります。図のような感じです。
つばの外側の出来上がり線を縫っていきます。折りたたんだ下の布も一緒に縫ってください。
縫ったら、チャコペンでうつしたつばの形を外側の線にそって切ります。
先程縫った外側の縫い代に、3mm程度の切り込みを2~3mm間隔でたくさんいれていきます。
その後、帽子側の口から裏返し、形を整えながらアイロンをかけていきます。
ほつれ止めをします
切ったパーツとさきほど作ったつばにほつれ止めを施し、乾かします。
使った布や接着芯によってはほつれ止めをしなくてもほつれづらいものもあるかもしれません。自己判断でこの工程は飛ばしても大丈夫です。
私は使った布と接着芯を貼ったフチを見てそれでもほつれてきそうと判断した為ほつれ止めを施しました。
布によってはほつれ止めでシミになってしまうものもあるようなので、縫い代の4mmの範囲内に塗れると綺麗な仕上がりになるかと思います。
サイド下の長い辺片方を縫います
サイド下のパーツを用意します。
布の裏を表にし、長い辺の片方を出来上がり線で折り、アイロンをかけます。
フチから2mmのところを縫っておきます。
サイド上とサイド下を縫い合わせます
サイド上パーツとサイド下パーツをつなげていきます。
サイド上パーツのしたの中心の合印(切れ込みをいれているかと思います!)と、サイド上パーツの縫ってないほうの中心の合印を表を内側にして合わせ、そこを中心に左右に縫っていきます。
中心から縫っていく理由としましては、多少のゆがみがごまかしやすくなるからです笑
端から縫うと切った時の誤差や、縫ったときの誤差が片方に如実に出てしまいますので、中心から縫ってバランスをとっていきます。
また、布によってサイド下パーツを縫った時にゆがんで縮んでしまう場合があるようなので、その時は自分の使う布に合わせてサイド下パーツの長さを調整してみて下さい。
サイド上とサイド下を円にします
サイド下とサイド上のうしろがわを縫って円にしていきます。
写真のように端を合わせ、端から4mmの出来上がり線を縫います。
サイド上下をつなげた際の縫い代は、サイド上側に倒して縫っていただけたらと思います。
サイド上とサイド下のつなぎ目の所で角度が変わりますので、注意してくださいね!
ここで縫った縫い代は、アイロンで割っておきます。
サイドパーツをトップに縫っていきます
サイドパーツとトップの丸いパーツをつなげていきます。
サイド上のうえの合印と、トップのまえの合印、
それからサイド上のうしろの縫い目とトップのうしろの合印を合わせ、
フチにそってまあるく出来上がり線を縫っていきます。
手縫いの方はできるだけ細かく縫うと、綺麗な形に仕上がります!
ぐるっと一周縫いましたら、今縫った縫い代に3mm程度の切り込みを、2~3mm間隔でたくさん入れておきます。
サイド下につばを縫っていきます
サイド下パーツにつばをとりつけていきます。
折らさってしまっているかとは思いますが、サイド下パーツの中心の合印とつばのぼうしが側の合印を合わせます。この時つばの外側は下を向くようにセットします。
フチから4mm程度重ね、間の中心2mmのところをつばの端から端まで縫います。
縫ったら裏返し、形を整えます。
トップにプラ板を入れます
このままですと布によってはすぐにつぶれてしまう帽子になっちゃうかと思いますので、プラスチックの板で綺麗な形を保てるように細工していきます。
プラスチックの板はハサミできれるものであれば何でもOKです。ここでは工作用のプラバンを使用しました。
トップの型紙の上にプラスチックの板をのせ、油性ペンでできあがり線(内側の水色の線)をなぞっていきます。
それにそってプラスチックの板を切り、帽子の中にがんばってつっこみます。
厚い布の場合、できあがり線で作った板だと少し大きい場合もあるかもしれません。そのあたりは入れてみながら大きさ調整していただけたらと思います。
トップとサイドを縫った際の縫い代より奥に入れることができるとなお綺麗に仕上がります。
なかなか厳しいかもしれませんが、できそうな方はピンセットなどで縫い代をすこしずつ手前に出してみてください。
完成です!
いい感じにプラスチック板がおさまりましたら完成です!!!
完成イメージ
こんな感じの仕上がりになるかと思います。布の質感や色によってさまざまなイメージになるかと思いますので、いろいろ試していただけたらと思います!
アレンジ方法・アレンジのコツ等
ここまでの作り方はあくまでも基本的でシンプルなものですので、ここからさらに自分でアレンジしていっていただけたらと思います!
サイド下部分にラインを入れたい
サイド下パーツのラインで色や質感が変わる制帽も多いですよね。
最初からサイド下パーツの色を変えて作っても良いのですが、追加パーツでかぶせる事でしっかり感が出せるので、その方法をご紹介します。
サイド下パーツの型紙を用意します。サイド下パーツの外周を覆いますので、長さを少し足しつつ、形を布にうつします。どの程度伸ばすかは布によっていろいろですので、直接巻いたりして考えてみていただけたらと思います。
お好みですが、このパーツは接着芯はなくても大丈夫です。また、合印も必要ないのでスルーしてOKです。
パーツを切り、ほつれ止めを施します。
乾いたら、長辺の上下とも裏側に4mm折り、アイロンをかけます。
どちらも端から2mmのところを縫います。
縫ったら表を内側にし、端同士を重ねて縫います。
表にかえし、本体にかさねます。
あとは後ろの縫い目を合わせ、ボンドもしくは針と糸で固定していただけたらと思います!
エンブレムをつけたい
制帽の前中心にエンブレムがあるデザインも多いですよね。
エンブレムの布での簡易的な作り方もご紹介しておきます。
硬めのボール紙を用意し、作りたいエンブレムの大きさ・形に切ります。
切った形よりも気持ち大きめに布を切り、切ったボール紙をその上にのせます。
包むようにして、裏側にボンドでとめていきます。
表側に模様がある場合、アクリル絵の具や、淡い色の布の場合は布用マーカーなどで書き込んでみましょう。
あとはつけたい位置にボンドやグルーガンで取り付けていただけたらと思います。
この型紙を使う際のお約束
この型紙を使うにあたり、お約束があります!守ってネ!
商用はごめんなさい!
商用はごめんなさい!推しぬいが公式から出なくて泣いている方・自分のオリキャラのぬいが欲しい方などの為にがんばって作っておりますので、ごめんね!!
自作発言・再配布はダメ!
「この型紙ぼくがつくったの!あげる!」はダメ、ゼッタイ!!
改造は自分で使う分にはOK!
いい感じで改造して、理想の制帽を作っていただけたらと思います!!
但し、改造した型紙の再配布はダメだよ!!
SNSでの公開はOK!!
完成した制帽の公開は、是非に!!!!!!!!三✌*’ω’)✌
あとがき
制帽ってなんでこんなにかっこいいんでしょうね…
駅員さんとか永遠に見ていられます…制服も良い…はぁ好き…
ぬい用制帽型紙を検索したところ型紙がみつからなかったので、これを機にたくさんのぬいに制帽をかぶってほしい…
という欲望を糧に作った型紙・記事でした( ˘ω˘ )
ショコハジロでした。