こんにちは、ショコハジロです。
この記事では、推しぬいなぬいぐるみペンケースの作り方を紹介していきます!
型紙配布は基本的な形(素体)のみになっております。
推しぬい系でなくても、アレンジ次第でねこちゃんやうさちゃんなど、動物等のぬいぐるみペンケースにする事も可能ですので、自由にアレンジして作ってみて下さいね!
ぬいぐるみペンケース素体型紙(無料)
今回より型紙製作に桃CADを採用し始めた為、PDFファイルでの配布となります。
上のボタンからダウンロードし、A4サイズ等倍で印刷して下さい。
家庭用プリンターでもコンビニ印刷でも可能ですが、型紙1枚目についている印刷確認用メモリに定規を当て、1cmが合う事を確認してください。
定規と合わない場合、印刷設定が間違えています。私の使っているプリンターの場合、「実際のサイズ」にチェックを入れる事で等倍になるので、各自使う機種を確認してみて頂けたらと思います。
このブログの内容は動画でも見れます
道具・材料
必ず必要なもの
- 型紙
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- チャコペン
- 針
- 縫う布の色に合った糸
- 表用の布(オススメの布を後述します。)
- 裏用の布(オススメの布を後述します。)
- ファスナー(この型紙では長さ18cm、幅2.6cmを使用します)
- 綿
必須ではないがあると便利なもの
- 布用ボンド
- リッパー
- ロータリーカッター
- ピンセット
- 糸通し
- ミシン
使用する布についての詳細
表布について
表に使用する布は、グッズプロさんのクリスタルボアを推奨します。説明で使っている表布もクリスタルボアを使用しております。
上質で頑丈なのでペンケースとして使うのに向いているというのはもちろん、毛足があるので多少縫い目がよれたりしてもミスが目立たないのがなんといっても最高ですね・・・(ズボラによる評価)
裏布について
裏布に使用する布は、一般的なカットクロス等でOKです。
ダイソーやセリアなどの100均でも売っていますし、推しの概念をこだわりたい方は手芸屋さんやネットなどを探してみても良いかと思います。
ファスナーについて
長さ18cm、幅2.6cmのファスナーを使うとピッタリなように設計しておりますが、違うサイズの物を使う場合は各自調整していただけたらと思います。
参考用に18cmのファスナーのリンクを貼っておきます。
下準備
まずは下準備からやっていきましょう!
裁断、アレンジについて
型紙を切り、布にチャコペンでうつして裁断していきます。
その型紙で取る枚数が各パーツにかいてありますので、その数通り裁断しましょう。
襟など、縫い込みたいパーツがある場合もこの段階で作っておきましょう。
型紙2枚目の胴体、中布は、◎を半分に切ったようなマークの部分を”わ”にして裁断します。
配色やデザインなどアレンジする場合、型紙の段階でアレンジしておきましょう。
お手手なども、手を出している感じにしたい場合、お好きな位置で型紙を二つに分け、ぬいしろを足して裁断し縫い合わせておくといいかと思います。
このようにバラバラなものを組み合わせても、最終的に型紙と同じ形になっていればOKです。
細かいパーツやデザインは組み立てが完了してから布用ボンドで貼り付けるのがオススメです。
お顔の刺繍について
お顔の刺繍については、以前私が公開している10cmぬいぐるみ用お顔の刺繍のやり方動画を参考にやってみていただけたらと思います!
髪パーツの作り方について
髪パーツの作り方につきましては、お顔のある型紙をもう一枚印刷し、それに描き込んで型紙を作っていきます。
一度いらない布などで試作してみてから本番にうつる事をオススメします。
私の推しはハゲている為、今回はおそらくあまり参考になりません・・・が、前回のぬいぐるみ製作の動画がこれよりは少し参考になるかと思います。
組み立て
裁断してパーツが全て揃いましたら、組み立てに入っていきましょう!
頭の組み立て
まずは頭から組み立てていきます。
ダーツを縫う
まずは顔正面、頭うしろ、作っていただいた髪パーツのダーツを全て縫っておきます。へこんだ部分、とがった部分型紙の製作上2種類あって申し訳ないのですが、どちらもダーツです。写真のような感じに縫っていきましょう。
顔正面とあご下の組み立て
ダーツが全て縫えましたら、顔正面とあご下のパーツを組み立てていきます。表を内側にして合印とダーツを縫った縫い目を合わせて縫っていきます。写真のような感じになります。
後頭部の組み立て
後頭部パーツを組み立てていきます。ダーツが1箇所のみある辺同士を表を内側にして縫い合わせていきます。
髪パーツの仮固定
次に髪パーツを仮固定していきます。前髪は顔正面にかぶせるように、後ろ髪は後頭部にかぶせるようにして、目立つ色の糸で大まかに縫って固定していきます。間にはさむパーツがある方は、顔正面のほうに仮止めするのがイメージしやすくていいかと思います。
お耳の組み立て
耳を縫っていきます。表を内側にして縫い合わせます。縫い合わせたら縫い代を2mm程度まで切り落とし、ひっくり返します。
耳も、目立つ色の糸で仮固定しておきます。お好みの位置で固定しておきましょう。
顔正面・後頭部の組み立て
この時点で、頭は2つの塊になっているかと思います。こちら2つを縫い合わせていきます。表を内側にして、顔正面の合印と後頭部の縫い目を合わせてぐるっと縫っていきます。やりにくい場合こちらもしつけぬいをしてから本格的に縫っていってもいいかと思います。
首元の穴は返し口となりますので、縫わずにあけておきましょう。
縫い合わせましたら、仮止めしていた糸をぬいていきます。その後首元からひっくりかえし、これで頭のパーツは完成となります!
おてての組み立て
次に、お手手を組み立てていきましょう。
表を内側にして、2枚を縫い合わせていきます。これを左右分行います。
縫い合わせたらひっくりかえしておきます。
足の組み立て
次に、足を組み立てていきます。初心者さんにとっては少し難関かもしれませんので、落ち着いて時間をかけて取り組んでいきましょう。
脚パーツと足先パーツの組み立て
足は、脚パーツ、足先パーツ、足裏パーツの3つに分かれております。まずは、脚パーツと足先パーツを組み合わせていきます。脚パーツの下の合印と足先パーツの上の合印を合わせて縫っていきます。
次に表を内側にしてたたみ、端と端を縫い合わせていきます。
これで筒状のようになったかと思います。
足先パーツの下側に5mm程度の間隔で、4mmの切り込みをぐるっと一周入れていきます。この時、合印はどれなのか分からなくならないようしっかりチャコがついている事を確認しておきましょう。
足と足裏の組み立て
切り込みをいれたら、足先パーツの合印と足裏パーツの合印をあわせてぐるっと一周縫っていきます。手縫い推奨です。端をあわせて縫おうとすると足先パーツ側の切り込みがパッとひろがるかと思いますが、そのまま縫っていきます。切り込みよりも1mm奥を縫い込むイメージで縫っていきます。
縫い終わったらひっくり返します。こんなかんじになっていれば正解です!もう片方の足も同じように作っておきましょう。
胴体の組み立て
それでは大きな所、胴体を作っていきましょう。
ファスナーのとりつけ
先にファスナーをつけていきます。
中布の表を上にして置き、その端にファスナーを表を上にして置きます。
その上に表布を表を下にしてかさねます。
ファスナーはファスナー部分が中布とバランスがとれるように、表布は下側を中布のフチに合わせるように配置します。この状態で、フチから5mmを縫っていきます。
ずれるのが心配な方はしつけぬいしてからやっていってもいいかと思います。ミシンの方はファスナーをずらしながら縫うと綺麗に縫わさります。
縫いましたらしつけをした方はしつけ糸を抜き、ひっくり返してファスナーのフチを縫っていきます。端から1~2mmを縫っていきます。
反対側の端も縫っていきます。こんなふうに端を合わせて、先程と同じように端5mmを縫います。
その後ひっくり返し、こちらも端1~2mmをおさえて縫っていきます。
中布の加工
中布のはしを縫っていきます。袋状にしていく加工です。チャックを中心にして半分に折るイメージにしたら、両端5mmを縫っていきます。
次に、今縫った所の角をチャック方面に2.5cm折ります。この時、角がぬいしろに重なるようにします。
折り目のフチを1~2mm幅でステッチします。これをもう片方も行います。
表布の加工
次に、表布の肩になる部分。ここの上の部分を縫い合わせていきます。左右にあいているへこみの角をあわせ、首元穴のへこみまで縫い合わせます。左右とも縫っておきます。
股下を縫い合わせます。股下下の端と合印を合わせて縫い合わせます。金具が当たってしまう場合、手縫いでそこだけ避けるように縫うようにしましょう。
胴体と手の組み立て
胴体とおててを組み合わせていきます。
胴体は裏が表側、おてては表が表側にくるようにひっくりかえしておきます。
胴体の横に位置している穴、ここがおてての位置となります。この穴におててのパーツを入れ込み、フチをあわせて縫っていきます。
ぐるっと一周縫い合わせて、ためしに表に返してみるとこんな感じになっております。もう片方のおてても同じように行いましょう。
胴体と足の組み立て
胴体と足を組み合わせていきます。
胴体の下側、ここの穴が足の配置となります。この穴に足のパーツを入れ込み、おててと同じようにフチを合わせてぐるっと一周縫い合わせていきます。脚パーツの合印と股下を輪にした際に縫った端の位置を合わせてそこを基点として縫い合わせていくといいかとおもいます。
両足とも行い、首元の穴から丁寧にひっくりかえすとこんな感じになっているかと思います!
ひっくり返したら、チャック上の両端をたばねるように、こんな感じで手縫いで何度かぐるぐる縫っておきます。
これで頭と胴体のパーツが完成しました!水で落ちるチャコペンなどを使っている方は、この時点で落としておきましょう。
頭と体の組み立て
それではいよいよ、頭と体を合体させていきます!が、その前に、綿を詰め込んでいきましょう。
足や手など、こまかい部分はピンセットを使ってつめていきます。胴体は綿をつめすぎるとペンを入れるスペースが無くなりますので、自分でバランスを調整しながらお好みのくらいいれていきましょう。顔にもいい感じでつめておきます。
顔と胴体をコの字とじで合わせていきます。顔と体の正面に針を通しましたら、ざっくりとまち針で位置を固定します。まずは一周。大まかに固定したらまち針を取り、2周目3周目で細かくしっかりと固定していきます。
細かい装飾
最後に、細かい装飾がある方は布用ボンドではりつけていきましょう。
完成!
完成です!お疲れ様でした!!
これでいつでも、推しを会社や学校に連れていけますね!!!
この型紙を使う際のお約束
この型紙を使うにあたり、お約束があります!守ってネ!
商用はごめんなさい!
商用はごめんなさい!ごめんね!!ダメだよっっ!!
自作発言・再配布はダメ!
「この型紙ぼくがつくったの!あげる!」はダメ、ゼッタイ!!
改造は自分で使う分にはOK!
型紙は是非、自分好みに自由にカスタムして作ってみてください!!
但し、改造した型紙の再配布はダメだよ!!
SNSでの公開はOK!!
もし作ってくださった方がいましたら、是非SNSで自慢しちゃってくださいね!!
ツイッターで@chocohajiroをつけて投稿してくださると私が陰で喜びます!もちろん強制ではありませんのでご自由に!!!
小話
実は、このぬいぐるみペンケースの型紙が出来上がった経緯がいろいろと長くてですね・・・
そもそもは、ツイッターでハンドメイドする方々の間で行われていたクリスマス交換会にこっそり混ぜさせていただいたのですが、その際に素敵すぎる化粧ポーチを頂いた所からはじまりました。
私もこんなファスナー小物作ってみたい!!!と感化され、そこで私も作ってみようと思ったのがきっかけでした。
そして考えついたデザインがコチラでした。
自分でもドン引き反面、どう考えても欲しすぎるのでとりあえず挑戦してみる事にしたら、できた型紙でした。
不純な目的のもと作られた型紙とはいえ、私が知る限りぬいぐるみペンケースの型紙を無料公開している方は他にいない気がしますので、是非自分好みに改造して作っていただけたら嬉しいなぁと思っております!!!
それでは私はヒスノボにセクハラをしてしまった為、双子の片割れによる処刑不回避なのでこのへんで・・・
ショコハジロでした。