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日常

死期の近い病気の愛犬と、妊婦の私。2

ショコハジロです。

前回の記事はこちら↓

死期の近い病気の愛犬と、妊婦の私。

私が中一の時から一緒だった、実家で飼っているミニチュアダックスフンド(オス・12歳)の話です。

 

あれから約2週間ぶりに愛犬に会いにいきました

最後に愛犬に会ってから、約2週間の昨日、久しぶりに愛犬に会いに行きました。

住んでいるアパートまで母が迎えに来て、一緒に買い物にいくだけのつもりだったのですが、買い物の途中に「昨日、愛犬もうこのまま死んでしまうかと思った、本当にもう長くない」と言い出した。夜と朝に数回てんかんを起こし、いつも以上に呼吸も荒く早くなって、このまま逝ってしまってもおかしくない状態だったよう。

母は、「もう本当に長くない、明日死んでもおかしくないような状態だから会いにこれる時は会いに来て」と。

なんだよ。妊婦だからあまり頻繁に接触しないようにって言ったのは母じゃないか。

涙が出そうだった。母が、「今から少し、会いに行く?」と言うので、頷いた。

 

久しぶりに会った愛犬は

実家について居間のドアを開けると、前回力を振り絞って私を出迎えてくれた愛犬の姿はなかった。

居間のところどころに犬用のトイレシートが敷いてあり、しかし、その場所とは別の数か所におもらしがしてあった。

「もうトイレでおしっこできないようでね、おもらしするようになっちゃったの、でもオムツにするとストレスかけちゃうだろうしねぇ・・・。」

衝撃だ、つい2週間前まではおもらしするのはてんかんが起きてしまった時だけだったのに。

愛犬を探すと、愛犬用のトイレの位置に呆然と座っていた。私が来たことが分からないのか、はたまた分かっているけれど反応ができないのか。

愛犬をなでると、呼吸が荒くなってきた。次第に、呼吸と共に何か言いたげに苦しそうに声をあげる。きっと私に「久しぶり!会いたかったよ!」って言っているに違いない。

落ち着いてくると、愛犬は力を振り絞って私の手のほうに鼻を向けた。ものすごい近づけてくる。きっと私のにおいを嗅ぎたいのだろうが、既に鼻がほとんど利かないのだろう。可哀想で可哀想で、けれども必死ににおいを嗅ごうとするその姿が愛しくて、今にも私は泣き出しそうだった。

しかし、絶対に泣いてはいけない。この子はやさしい子で、家族の誰かが泣いてたりするとすごく心配そうにして慰めてくれる子だった。だから今泣いたら、絶対にこの子は心配する。心配して慰めなきゃいけない立場の私が心配されちゃあ、本末転倒だ。愛犬も悲しくなってしまうに違いない。

 

2週間で、こんなに劇的に変わるものなのか

という訳なので、グッと涙をこらえて愛犬をやさしくなでた。

首のあたりをなでると、ゾッとするほどに細くなっていた。やさしくつまんでみると、2cmほどしかない。いや、2cmもないかもしれない。骨だけだ。二週間前に撫でた時も、こんなに細くなってしまって大丈夫だろうか。。ってほどだったが、今回はさらに酷くなっていた。

反応の鈍さといい、粗相といい、この細さといい、たった二週間でこんなにも劇的に衰弱し、変わってしまうものなのか。犬の病気の進行は早いと聞くが、本当に恐ろしい。

よく見ると顔も以前より頭蓋骨がくっきり分かるほどに痩せていた。あまりの痩せ具合に、またしても泣きそうだ。

「食べても食べても栄養が取られてしまう病気だから、もう絶対に太ることはないの」

母が辛そうに言った。こんなに細いのに、これ以上太る事は絶対にないなんて、本当に死を待つようなものだ。しかし、年齢が年齢なのでもうどうする事もできない。一緒に住んでいる母たちは、日々弱っていく愛犬を目の当たりにして、私以上に辛いだろうなぁ。

 

相変わらず病名は教えてくれない

母は、相変わらず愛犬の病名は教えてくれなかった。私は妊婦だから、縁起が悪い+ストレスをかけたくないという理由でだ。

愛犬の症状を検索すれば病名は分かるかもしれない。しかし、病名を知った2こ下の弟でさえもボロボロと泣いてしまうほどのものなようで、やはり検索する勇気がない。母の気遣い通り、病名だけは産むまで知らないほうがいいのかもしれない。おそらく、その頃には既に愛犬はこの世には居ないだろうが。

この様子では、愛犬と産まれてくる赤ちゃんを対面させる夢は叶わなそうだ。

 

1日、1日が修羅場

もう愛犬にとっては、1日1日が生命の修羅場だ。呼吸は常に荒く、歩くのもやっと、てんかんを起こしたあとにウロウロする体力もない。鼻もほぼ利かずおそらくあまり目も見えない。

段々に、全く歩けないほどに栄養がなくなりそのまま静かに逝ってしまうのか、てんかん症状で一発で窒息して逝ってしまうのか。考えたくはないが、きっとこれのどちらかだろう。

本当に考えたくない。家族の死を待つ状態って、こんなにも辛い状態なんだな。世の犬を飼う人々はこの気持ちをどうやって乗り越えてるのだろうか。そして、ついに逝ってしまった時、私たちは一体・・・

 

本当に、考えたくない。

 

↑最近の愛犬。毛がふさふさなのでさほど弱ってないように見えるかもしれないが、触ってみると本当に骨と皮しかない。こうやって呼吸をするのにいい位置を探して落ち着く。

 

追伸:

2018.9.1 愛犬は静かに眠りにつきました。今までありがとう。お疲れ様。

愛犬が亡くなりました